外壁タイル落下防止工事のスペシャリスト
2025.04.24
担当科目
こんにちは! 新入社員のフウです。普段は事務をしておりますが、時々事務所の外に飛び出し、不定期で弊社の活動の様子をお届けします!
本日は堀社長とともに、東京大学へやってまいりました!ここは東京大学工学部一号館。弊社代表堀竹市は、東京大学工学部建築学科3年生の皆さんが受講される「外壁補修改修工法の講義」を毎年担当しています。今年で12回目の開講です!
本日の内容は、外壁調査の方法についての【座学】と実際に外壁を見て、触って確かめる【体験】の2パートで構成。座学では、外壁調査の主な6つの手法と、現在主流の打診調査について解説がありました。
何はともあれ、実物を調査しよう!ということで打診棒を手に早速向かったのは、一号館の屋上。写真の右上、赤いタイルの壁の白い汚れは「エフロ」というそうです。
目で見ただけではタイルの状態はわかりません。ポイントは「打診棒で叩く音」!タイルを叩いて響いた音から、見えない部分の状態を把握します。
一号館壁面の実物です。スクラッチタイルが厚く、頑丈に作られています。
社長の解説を学生の皆さんも真剣に聞きながら、打診調査を続けます。
一号館の周りをぐるりと歩いていくと、七号館が見えてきます。 一号館よりも新しく、綺麗な建物に見えますよね。
ところが一号館の通路壁面で、45二丁タイルを打診棒でカツカツと叩いてみると……
タイル浮きの大きな音が!これには学生さんも驚きです。 「本当だ!音が全然違う!」と声が上がっていました。しかし…これだけでは終わりません。
一号館裏側の増築棟では、「鉄筋爆裂」が発生していました。構造物の内部に水が浸入し、鉄筋の錆びがコンクリートを押し出すと、表面がこのように崩れてしまうのです。
コンクリート被りの厚み不足により、フープ筋周りにも鉄筋爆裂が発生しています。 こちらは高い位置、広い範囲にわたっていて、「剥がれて落ちてきたら?」「そもそも、建物の耐久性は…」など考えると放置するのは恐ろしいですね。
新人の私も、学生さんに交じってメモと写真をとりつつ、 東京大学工学部一号館と七号館周囲の打診調査に興味津々でした。
今回は弊社代表堀竹市による、東京大学工学部建築学科での講義の様子をお届けしました。また次回のレポートでお会いしましょう!